ヒトのホルモンは100種類以上あるといわれていますが、ここでは恋愛に影響する「ラブホルモン」について解説しています。
目次
恋愛ホルモンって何?
恋愛ホルモンとは恋愛に大きく関連するホルモンです。ホルモンは体の至るところで作られ、僕たちの精神や身体に様々な影響を与えています。
フェルモンとホルモンの違い
言葉が似てるので紛らわしいですが、覚え方としては以下の違いがあります。
- ホルモン・・自分に影響を及ぼす物質
- フェロモン・・相手に影響を及ぼす物質
PEA(Phenylethylamine)
恋愛系ホルモンで有名なのは「PEA(フェニルエチルアミン)」。
このホルモンが脳内で分泌されると、人はまるで惚れ薬を飲んだみたいに、頭の中がラブモードに変換してしまうほどの威力を持ちます。
恋した瞬間に脳内で大量に分泌されます。
テストステロン(Testosterone)
男性ホルモンの代表格です。
思春期以降の男性では睾丸からの分泌が顕著に増加し、男性的な身体の特徴を作ってくれるホルモン。
その作用から、通称”モテフェロモン” ともよばれています。
エストロゲン(Estrogen)
女性ホルモンの代表格です。
女性の卵巣から分泌されます。
女性らしい体を作ったり、肌の新陳代謝の促進をする働きもします。
またエストロフェンは恋をする事で、活発化すると言われています。
女性が恋をすると綺麗になるのはエストロゲンが大きく関係してきます。
オキシトシン(Oxytocin)
人と人との絆を強めるホルモン。
オキシトシンは、ハグや心地よいボディタッチの間に放出されます。
恐れやメンタルな不調を癒す、重要な働きがある共言われています。
セロトニン(Serotonin)
心を安定させてくれるホルモン。
心や体のお休みにとても深く関係するホルモンで癒し効果があります。
ドーパミン(Dopamine)
人に快感を感じさせるホルモン。
脳に対して、やる気を出すように指示してくれます。
ドーパミンは、快楽ホルモンと呼ばれるほど、人間の快楽やHappyモード感情に影響あります。
エンドルフィン(Endorphin)
多幸感・陶酔感を味わうホルモン。
モルヒネ数倍の作用を示すほど、気持ちいいという鎮痛効果があります。
アドレナリン(Adrenaline)
興奮作用を促すホルモン。
呼吸を早める、血圧を上昇させる、集中力を高める、などの効果があります。
好きな人を前にドキドキしたり、手に汗かいたり、
口が渇くのもこのアドレナリンが関係します。
コルチゾール(Cortisol)
「不快」を感じた時に分泌されるホルモン。
「ストレスホルモン」と言われていますが、実は不快を和らげてくれる作用をもっています。
バゾプレッシン(Vasopressin)
浮気防止ホルモン。
一般的には体に水分を溜め利尿を妨げる作用で知られています。
バソプレッシンが多いとパートナーを一途に愛する傾向にあります。
プロゲステロン(Progesterone)
女性の生理周期をコントロールしているホルモン。
卵胞発育の抑制などの性周期後半の維持、子宮内膜の肥厚、妊娠持続作用などの役割を果たしているホルモンです。
匂いとホルモンの関係
ホルモンによる匂いの影響
ホルモン分泌による体への影響が、匂いと関連することもあります。
例えば女性の場合、”オリモノ”など。
生理前は女性ホルモンの影響で皮脂の分泌が活発になり、皮脂腺に脂が詰まるため、それが酸化して臭ってしまうのです。
引用:スキンケア大学
男性で言えば”加齢臭”。
男性ホルモンが減ると加齢臭の悪化につながるという見解もあります。
男性ホルモンには、加齢臭のにおいのもとであるノネナールという物質の生成を抑制する働きや、ノネナールの生成を促してしまう活性酸素を除去する働きがあります。
引用:スキンケア大学