フェロモンとホルモンって言葉も似てるので、違いがよくわからなくなりますよね。
ここではフェロモンとホルモンの違いについてまとめています。
フェロモンとホルモンの違い
ホルモン(hormone)は、同じ個体のある決まった器官で合成され、内分泌されて、体液を通して体内の別の器官に対して影響を及ぼす物質のことです。ごく微量で効果を示すという特徴があります。
いっぽう、フェロモン(pheromone)は同種の他個体に作用する物質なので、同一個体、つまり自分自身に作用するホルモンとは、作用相手が異なります。
簡単に言うと
ホルモン・・自分に影響を及ぼす物質
フェロモン・・相手に影響を及ぼす物質
ホルモンは”自分”に影響する
ホルモンとは自分の体内で生成、分泌される物質です。
僕らの体内にある種々な機能を正常に保つようにコントロールしてくれます。
このホルモンがないと、僕らのからだの中の構造が狂ってしまいます。
イメージ的に体の司令塔のような存在です。
ホルモンの作用
ホルモンは100種類ほどあり、さらに発見され続けています。どのホルモンもほんの少しの量で効果を発揮します。ホルモンが必要な時期に必要な量を作られることにより、からだのバランスは保たれています。
”アドレナリン”も有名なホルモンですね。
ちなみにホルモンには”テストステロン”という男性ホルモンがあります。
このホルモンは女性を本能的に惹きつける物質としても有名な恋愛ホルモンです。
関連記事:恋愛ホルモンまとめ
フェロモンは”相手”に影響する
フェロモンとは体内で生成された後に、体外に分泌される物質です。
これを受容した同種の別個体の行動や生理的反応に影響を及ぼす物質です。
つまり人間のフェロモンは人間にしか感じることができません。
イメージ的には体の情報屋のような存在です。
フェロモンの作用
フェロモンにはの主に以下の作用があります。
リリーサーフェロモン
相手の行動に働きかけるフェロモンの種類です。
- 仲間を集める
- 身の危険を知らせる
- 道を教える
- 異性をひきつける
性フェロモンが いわゆる「異性をひきつける」情報を持った物質です。