今回はベンジルアセテート(Benzyl acetate)という花の成分について。
イライランやジャスミンなど多くの花に含まれてる催淫作用のある成分です。
フェロモンとの関わりも深い成分ですが、一体どんな花に含まれているのか調べてみました。
ベンジルアセテート
”酢酸ベンジル”とも言います。多くの花に見られるフェロモン様成分で甘い香りを持っています。興奮作用があり催淫効果の元とも言われる成分です。
ベンジルアセテートが含まれてる花
ベンジルアセテートで有名な花が「ジャスミン」と「イランイラン」。
異性を惹きつける官能的な香りとして有名ですよね。
その香りはベンジルアセテートが関係しています。
日本でも有名な花が結構あります。
ジャスミン
ジャスミンティーでもお馴染みですが、実は夜に妖艶な香りを出す花。
希少な香料なので、ジャスミンの香水や精油は値段が高い傾向にあります。
イランイラン
”夜の香りといえばイランイラン”というくらい色香のある花です。
ヒヤシンス
ヒヤシンスと聞くと紫色の花を思い出す人もいると思います。
春の甘い香りとして、園芸でも親しまれてる花ですね。
香水の世界ではグリーンノートを作る主要成分で使われます。
グリーンノートとは
…青葉のような爽やかな香りに例えられます。庭園にいるような癒しの香り。
ガーデニア(クチナシ)
ホワイトフラワーの代表格としても知られる花。
香水やハンドクリームなど、多くのコスメにも使用される芳醇で甘い香料です。
ジャスミンのような甘いエキゾチックな香りがすることから、イギリスでは「ケープジャスミン」と呼ばれています。
エキゾチックな香りとは
…東洋のセクシーな香りに例えらます。オリエンタルな香りですね。
フジ(ウィステリア)
藤棚でもお馴染みの藤色の花。(日本にはノダフジ、ヤマフジがあります)
庭園やお寺など、日本には藤棚の絶景スポットがたくさんありますね。
参考記事 春の絶景!藤の名所
ジンチョウゲ(ダフネ)
日本の春に似合う花、沈丁花(ジンチョウゲ)。
舞妓さんの練り香水にも使われる香料で、京都が似合います。
感想まとめ
藤(フジ)や沈丁花(ジンチョウゲ)など日本でも馴染み深い花にも、ベンジルアセテート(フェロモン様成分)が含まれてるようでした。
その視点で植物の香りを嗅ぐのも面白そうですね。