匂いフェチにとって大きいニュースが飛び込んできました。
なんでも若い女性の甘い香りの正体は、ラクトンという成分が原因なのだとか。
ロート製薬が研究結果を出したようなので、ラクトンをメインに女の子のいい匂いについて調べてみました。文章やばす
ちなみにラクトンは効果的にフェロモンみたいな成分なので、フェロモンとの関連性も調べています。
目次
ラクトンは若い女性の匂い?
ロート製薬の調査によれば、若い女性にはラクトンC10とラクトンC11という甘い香りの成分があり、それぞれピーチやココナッツのような香りを持っているのだとか。
- ラクトンC10…ピーチのような香り
- ラクトンC11…ココナッツのような香り
何でもその香りをスイート臭(SWEET臭)というそうです。
初めて聞きましたが、ピーチもココナッツも女の子の匂いと言われると、そうかも?と思わせるような甘い匂いですよね。
実際ピーチ系の香水は、男ウケ鉄板の香りジャンルでもあります。
ピーチ香水といえばサムライウーマンなどが有名ですよね。
ラクトンって何なの?
そもそもラクトンという成分は、香気成分やフェロモンなどにもよく見られる存在で、香水でいえばムスク(麝香)にもラクトンは含まれています。
ラクトンは若い女性の体臭にのみ含まれる成分と言われています。
詳しくは後述しますが、実は香水やフェロモンとも関係の深い成分です。
ラクトンは30代に入ると減少
出典 :jp.rohto.com
ラクトン効果の実証に戻りますが、ロート製薬によれば、ラクトンの甘い香りは10代〜20代の限定的な香りであるとのこと。
グラフを見ると30代の減少が著しいですね。(研究者ではないので、濃度の単位まではよくわかりませんが、40代以降にちょこっと復活するようです)
ラクトンってどんな匂いなの?
実は香り成分として様々な顔をもつラクトン。
女の子の香りだけでなく、様々な香り成分に関係しています。
共通点としては、どれも甘い香りに感じる成分です。
桃やココナッツの香り
今回、ロート製薬の研究で明らかになった成分のラクトン。
- ラクトンC10…ピーチのような香り
- ラクトンC11…ココナッツのような香り
これが10代〜20代女子の甘い香りの正体なのだとか。
ちなみにラクトンC10はキンモクセイの香り成分としても知られています。
ムスクの香り
オスの麝香鹿から採れるムスクにも含まれています。(お香っぽい香りですね)
専門的に言うと、ムスクの香料であるエキサルトリド (exaltolide) が16員環のラクトン。
ウイスキーの香り
ウイスキーの甘い香りもラクトンが関係しています。
アサヒグループの研究によれば、樽貯蔵前でも甘い香りの成分であるラクトン類が存在することを発見したそうです。(参考)
高級和牛の香り
高級な和牛って独特の甘い香りがしますよね。
あの甘い香りもラクトンが関係しています。
いわゆる和牛香(Wagyu beef aroma)と言われる香りです。
プロの料理人は80~90℃の加熱でラクトンを最大限に引き出すそうです。
ラクトンをつけると魅力的にうつる(フェロモン?)
ロート製薬の写真実験では見た目にも変化があったとのこと。(※写真実験…写真にラクトンをつけて効果を測る実験)
無香料でも
- 若々しさ…147%UP
- 魅力度…174%UP
という結果だったそうです。(参考)
つまり、ラクトンをつけることで1.5倍ぐらい魅力的に見えるという意味。
まるでフェロモンみたいな効果ですね( ・∇・)
実験内容や1.5倍の魅力などを考えると、コピュリン(オスモフェリン)の効果と似てます。ということでラクトンとコピュリンの関連性を調べたのですが、特に関連する情報は見つけられませんでした。というか研究者じゃないとわからないレベルかもと調べてて思いました^^;