”キャバ嬢の社会学”を読み終えて、キャバクラにハマってる男としては色々と考えさせる本になりました。
夜遊びが好きな男性には、良い夜の教科書になりそうです。
僕もキャバクラにハマってる男なので、読み応えありました。(夜遊びに深みが出るような、キャバクラ社会の裏側って感じです)
キャバ嬢の社会学を読んでみて
Point
- ”女のコスプレ”がキャバ嬢の仕事
- 接客戦略や営業マニュアル
- トレンドは色恋営業より友達営業
- 黒服のヒエラルキー
- ”病む”という新しい概念を作ったのは?
僕が読んでて面白かったのはこの辺り。
現場の人間模様を観察した現実感が面白かったです。
項目を読むと暗い感じがしますが、内容はそうでもないです。(現実的です)
華やかな部分と闇の部分を鮮明に分析し、働いてみての楽しさや辛さを書いています。
例えば、お客さんを「ファン型」「応援型」と分けているという内容も面白かったです。
これは「トレンドは色恋営業より友達営業」篇のところで話しています。
キャバ嬢の社会学の概要
京大生がキャバ嬢になる物語
著者である京大院生の北条かやさんがキャバクラの世界に実際に入り、そこで学んだキャバクラの社会を研究目的でまとめたというもの。
元々は、「カラダとカネの交換システム」の謎を解くための論文で研究を始めたつもりだったそうですが、先輩に「それって差別じゃない?」という言葉に触発され、実際のキャバ嬢の現場で働き始めたそうです。
”カラダとカネの交換システム”
彼女は文章にこのフレーズを使います。
彼女の論文の中核を表す言葉。
この価値観を元に夜の世界へ潜入していくわけですが、キャバ嬢の実態に触れるにつれ、そのビジネスの全容を明らかにしています。
男はなぜキャバクラにはまるのか?
これは管理人がハマる心理ですが、「何でキャバクラなんかにはまるの?」と女性から質問されることがあります。
その答えはシンプルで、そこには自分にとって”理想的な”普通の女のコがいるからです。(演技だとわかってても)
そして夢を見るからです。(疑似恋愛だとしても、その非現実感が癒しや刺激になるからです)
本書では、そういったお客さん側のエピソードなどもリアルに描かれています。(遊び、男付き合い、癒されになど、いろんな目的で男はキャバクラに足を運びます)
一流のキャバ嬢とは?
本書によると、一流のキャバ嬢はお客さんを人として見てるそうです。
そして一流のキャバ嬢は、病んでも自己啓発的な考えでそれを乗り越える女性のことを言うのだとか。
夜の世界ですから、理不尽なセクハラも多いでしょう。
その中で自己への責任をどうするか、どう対応できるのかなど、自分をコントロールすることがキャバ嬢の本懐とのことでした。(どの世界もトップになる人は自分に厳しいのだとヒシヒシ感じた部分でした)
まとめ
この本を読み終えて、キャバクラに脚を運べば、また違う視点で見れると思います。(夜の世界を)
この本はせひ、男性にも女性にも読んでもらいたい一冊です。
特にキャバクラ好きな男性や、キャバクラに興味のある女性は一読する価値はあると思います。