懐かしい匂いって心惹かれたり、切なくなったりしますよね。
匂いで遠い昔にいたような景色を思い出したり、昔の匂いで急に過去がフラッシュバックすることってありませんか?
例えば夏の線香花火の匂いとか、昔別れた恋人がつけてた香水などもそうですね。
どこか懐かしく感じてセンチメンタルな気持ちになったりします。
あの感覚って不思議ですが、実は人間の脳が深く関係しているようです。
懐かしい匂いが切なく感じる理由
情緒的な思い出ほど、匂いと記憶は密接になるそうです。
昔の匂いで切なくなるのはノストラジックな感情も影響してます。
遠い懐かしさに憧れや恋しさを抱く感情です。
そして、このように匂いで過去を思い出す現象をプルースト効果といいます。
ここではお粗末ですが、管理人のプルースト効果を例にあげたいと思います↓
プルースト効果例:柔軟剤の淡い記憶
中学生の頃の話です。
当時初めて好きになった女の子がめちゃ良い匂いで、今思えばシャンプーの匂いだったのだと思います。
というのも、たまにそれっぽい匂いを嗅ぐことがあるんです。(女性のシャンプーの匂いがフワッと香ったりすると)
その匂いを嗅いだりすると、センチメンタルな気持ちになりますね(笑)
当時の女の子というより、その時の中学校の記憶がフラッシュバックして思い出す感じです。
このような匂いの思い出ってたくさんあると思います。
プルースト効果は脳に与える影響も大きいそうです↓
匂いと記憶の関係
匂いと記憶の関係は人間の脳の構造に深く関わってきます。
嗅覚は脳のなかでも原始的な感情を司る神経に直接つながっていて、より「感情」に結びつきやすくなっています。
懐かしい匂いを嗅いで過去を思い出すのは、感情の記憶を脳が呼び起こしやすくしているためです。
匂いの記憶は遺伝する?
「匂いの記憶は遺伝するのでは?」をテーマに研究してる機関もあります。(参考)
面白い人間の神秘です。
関連記事:恐怖や恋愛感情も?嗅覚に隠された神秘
最後に
匂いの記憶は人間の感情を動かすほど影響力があります。
匂いを嗅いでフラッシュバックするのも、良いリフレッシュになりそうですね^^
おまけ:夏の匂い
夏の匂いっていろんなシーンで懐かしさを感じることありませんか?
例えば花火の匂い、祭りの匂い、川沿いの草の匂い。
久しぶりに実家に帰るお盆、子供の頃の思い出が蘇ること。ありませんか?
”花火・夏の匂い”といえば大塚愛さんの「金魚花火」の歌詞にもありましたね。(2004年ごろの曲になりますが、”夏の匂い雨の中で〜”というサビが印象的なメロディーです)
本編の記事を書いてたら思い出しましたので、おまけです(笑)
癒されました〜
金魚花火のサビ
夏の匂い 雨の中で
ぽたぽたおちる 金魚花火
光で 目がくらんで
一瞬うつるは あなたの優顔